項目
1.日本の家の寿命は?
2.認定長期優良住宅をご希望の場合
3.認定長期優良住宅の基準(住宅)
・耐震性・省エネルギー性・劣化対策
・維持管理・更新のしやすさ・住戸面積
4.家が完成してからの基準
・維持管理保全・住宅履歴情報の管理
5.長期優良住宅のメリット&デメリット
長期優良住宅(国土交通省推進)
世代を超えて住み継いでいく住まい長期優良住宅
地震に強い、夏涼しく冬暖かい快適な住まい
省エネルギーでメンテナンスしやすく長持ち
する住まい
1.日本の家の寿命は30年?
世界の家の寿命を比較したデータ一覧を見ると
驚く事に統計では日本の家の寿命は30年です。
欧米に比べると非常に短いですね。
壊さないでも住み続ける事の出来る質の高い家を
建てる事が家を建てる方にとっても無駄を無くす
事となり、家を壊す時に大量に出る廃棄物を無く
す事も出来、環境にも良い影響を与える事が
出来ます。
2.認定長期優良住宅をご希望の場合
工房アヤは長期優良住宅の要件を満たした家を
お作りしておりますので、申請をする事で認定
長期優良住宅とする事が出来ます。
しかし認定住宅にする場合には申請費用・審査
費用も発生致しますので、長期優良住宅のメリッ
ト・デメリットをご確認の上お決めください。
3.認定長期優良住宅の基準(住宅)
建物に求められる性能
①耐震性 ②省エネルギー性
③劣化対策 ④維持管理・更新のしやすさ
⑤住戸面積
上記1~6迄の、基準をクリアすることで、
長期優良住宅の認定をしてもらえると共に、
各種の優遇を受ける事が出来るようになります。
①耐震性
認定長期優良住宅の基準より高い耐震性を持つ
工房アヤの家
耐震性のレベル(等級3が最も上位)
等級1=建築基準法の1.0倍の耐震性能
(品確法の等級1)
等級2=建築基準法の1.25倍の耐震性能
(品確法の等級2)
等級3=建築基準法の1.5倍の耐震性能
(品確法の等級3)
長期優良住宅の認定のために、求められている
レベルは等級2です。工房アヤの耐震性は等級3
のレベルです。
等級2では、震度6強から7の地震において、
補修程度ですむレベルですが
等級3のレベルでは、軽微な補修で住みつづけられるレベルです。
工房アヤの注文住宅は、長期優良住宅の性能を
大きく上回る理想の耐震性能を持っています。
②省エネルギー性
工房アヤの注文住宅は、認定長期優良住宅の基準
を上回っている省エネ性能を持つ家です。
省エネルギー性能とは、省エネ法という法律で
定められている性能です。
主に冬と夏の断熱性の高さについて数値で基準が
定められています。
断熱とは熱を伝えない事です。
断熱性は、建てる家が夏の暑さや冬の寒さの熱を
部屋の中へ入れない。同時に、冷暖房による冬の
暖かさ、夏の涼しさの温度を屋外に逃がさない
性能の事です。
省エネ法には
北海道と九州では、気候が全く違うことから、
地域毎に求められる断熱性能が定められています。
工房アヤは、千葉県(関東地方)ですが、
工房アヤの数値は、東北地方の数値より高い冬と
夏の断熱性能の数値を持っていますので、
長期優良住宅には充分に合格しています。
③劣化対策等級
工房アヤの注文住宅の基本性能は、認定長期優良住宅の基準として求められている等級3のレベルを全て満たしています。
④維持管理、更新のしやすさ
工房アヤの注文住宅の基本性能は、認定長期優良
住宅の基準として求められる等級3のレベルを
満たしています。
維持管理等級とは
給排水や、給油及びガスなどの配管が、家庭の
点検や補修を行う時に、住いの骨格や仕上材を
傷めずに、点検、清掃、補修を行うことが
出来るように、配慮されている事をいいます。
工房アヤの注文住宅は、地熱利用基礎で床下が
ありませんが、基礎にはピットを作り、
(点検蓋を除き全てコンクリート製 洗濯室の概念図参照)
各種配管が、住まいの骨格や仕上材に関係する事
のない構造としております。
⑤住戸面積(2人世代の一般型誘導居住面積)
認定長期優良住宅の基準では、住戸面積が
決められています。
基準は、国土交通省の定めた住生活基本計画法
の中の「2人世代の一般型誘導居住面積」です。
最低2人以上:25㎡×人数+25㎡=75㎡以上
と定められています。
2人以上:25㎡×人数+25㎡=75㎡以上
上記式にて計算すると
2人=25㎡×2+25㎡=75㎡となります。
4.認定長期優良住宅の家が完成
住み始めてからの基準
①維持保全管理
②住宅履歴情報の管理
認定長期優良住宅は、認定を受けたらそれで終り
ではありません。作成した計画書をもとに少なく
とも10年ごとに定期的に点検を行い、その都度
住いの劣化の状況に合わせた補修を行う義務があります。
定期的な点検や、それに伴う補修工事を行った
場合には、維持管理の状況を記録しておく事が
定められています。
①維持保全管理(ツーバイフォーの家)
●定期的な点検が必要な部分
(イ)基礎、壁、柱、小屋組、土台、
斜材(筋かい、方づえ、火打材)、
床版、屋根板、横架材(梁、桁)です。
住いの1番大切な部分です。雪や強風、台風や
地震にも負けないように堅固な骨格の構造部分
に問題が無いかを点検します。
(ロ)雨水の浸入を防止する部分とは
・住宅の屋根と外壁の仕上と下地
・住宅の屋根と外壁の開口部に設ける戸、枠、
その他の建具
・雨水を排除するために、住宅の屋根、もしくは
外壁の内部、又は屋内にある排水部分
(雨ドイ、 防水シート、床下点検口、
バルコニーの防水・排水)
主に上記部分から、雨水が浸入しやすく家を
腐らせる原因となる事から、点検が義務付け
られています。
●臨時点検
地震台風時には、臨時点検が必要。通常でない
雨量、風圧、地震による大きな力に、住いの
不具合が起きていないかを点検します。
②住宅履歴情報の整理・保存
長期優良住宅に、認定された住宅は、その建築
及び維持管理保全の状況に関する記録を作成し、
保存しなければならない事となっており、
保存する記録は下記となります。
・認定申請書 ・添付図面
・意匠関係図面 ・構造関係図面
・仕様関係図面
補修の規模や金額、更新した設備と年月日、
費用、及領収証等の記録を残す事で、年月が
たっても建物の資産価値を保つ事が出来ます。
①メリット
1.住宅ローン減税の優遇
最大控除額が年間で一般住宅400万円迄に対し
認定長期優良住宅は500万円まで10年間
適用されます。
2.住宅ローン金利の引き下げ
フラット35sの場合は、当初10年の金利が
0.25%も割引されます。
3.地震保険の割引
(工房アヤは耐震等級3の家です)
耐震性などを満たしているため、被害の少なさが
予想されるため、割引されます。
東京海上日動 2018年調べ
(耐震等級割引より)
2017年7月1日以降始期契約
耐震等級2のレベル→30%割引
耐震等級3のレベル→50%割引
(耐震等級割引より)
4.登録免許税の軽減
イ)所有権保存登記の軽減
0.15%(一般住宅)→0.1%
ロ)所有権移転登記の軽減
0.3% (一般住宅)→0.2%
5.住宅資金の贈与税の特例
(~2020年3月31日迄)
・一般住宅 700万迄 贈与はかかりません。
・長期優良住宅1200万迄 贈与はかかりません
6.不動産取得税の軽減
・一般住宅・低炭素住宅 1200万円
・長期優良住宅 1300万円
7.固定資産税の特例
・一般住宅・低炭素住宅 税額の1/2(3年間)
・長期優良住宅 税額の1/2(5年間)
8.中古市場で高く評価される
空き家対策も含め、政府は不動産の中古市場を拡大させる意図があります。長期優良住宅として、認定を受けた建物であれば、市場で高く評価される可能性があります。
②デメリット
1.認定長期優良住宅にするためには、
第3者機関による性能審査を受けるための
審査料がかかります。工房アヤの注文住宅の
基本金額である40坪1180万円の金額の
中には、長期優良住宅にするための材料、
施工費用は含まれていますが、認定を取るため
には、書類作成費用、及び審査機関へ支払う
審査料等がかかります。
2.建物が完成してからも作成した計画書に則り
最低10年に1回の定期点検を行うための費用が
かかります。点検の結果、補修又は不具合が
あれば、その費用も必要となります。
♤注文住宅スマイルハウス | ||
①スマイルハウスの性能 | ||
・地中熱利用基礎 | ・耐震性能 | ・樹脂枠ペアガラス窓 |
・断熱性能 | ・きれいな空気 | ・低炭素住宅 |
・長期優良住宅 | ・結露対策 | ・遮音性能 |
・構造材(無垢材) | ・防火性能 | ・防蟻性能 |
②スマイルハウスの仕様 | ||
・外壁 | ・屋根材 | ・屋内の壁 |
・窓 | ・床材 | ・遮熱材 |
・棟換気 | ・断熱材(熱を伝えない材料) | ・住宅設備 |
・ツーバイフォー工法 |
①スマイルハウスの性能
②スマイルハウスの仕様